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転職エージェントの担当体制が2種類あるのを知っていますか?

転職エージェントを使うとき、意外と知られていないのが”担当者の体制(仕組み)”の違いです。

具体的にいうと

  1. 両面型(エージェント1人が求職者と企業の両方を担当)
  2. 分業型(求職者担当と企業担当それぞれ分かれている場合)

以上2種類に分けられ、それぞれに特徴があり転職の際に使うべき仕組みが変わってきます。

一般的には大手であれば『分業型』の体制で効率よく転職を促し、中小のエージェントは『両面型』で少ない人数でより細かいサポートをしている傾向があります。

結論を言うと以下のようなことが挙げられます。

  1. 両面型=エージェントが1人で完結するため細かな要望に応えられるためこだわりを持って転職したい人に向いている
  2. 分業型=それぞれに担当がつくため、給与や勤務時間など条件面を一番に交渉したい人に向いている

『両面型』と『分業型』それぞれの特徴を挙げながら、どのような人がどちらかを使えば良いのかを考えていきましょう。

ただ、最終的には”求職者が相性の良いエージェント”に会えば満足な転職に繋がりやすいので、あまり細かいことを考えず複数社のエージェントを利用することをお勧めします😃

目次

『両面型』エージェント(1人体制性)とは?

「求職者」と「採用企業(薬局や病院)」の両方を1人のエージェントが同時に担当するスタイルです。

両面型のメリット

  • 企業の担当者とやり取りをしているため、会社の雰囲気や面接担当者の人柄などを把握している
  • エージェントが両方とコンタクトをとっているため面接の日程調整や年収の交渉など話を進めるのが早い
  • 担当者としての責任の所在が1人に集約される

以上のように、1人で担当して企業側と求職者側の両方と面識を持つことで、双方の雰囲気を肌で感じることがで企業風土に合う合わないなど判断が的確にできたり日程調整もスムーズに行うことが期待できます。

両面型のデメリット

  • 担当者の負担が大きく、案件を多く抱えているとレスポンスが遅くなる可能性がある
  • 双方に介入するため、中立的なスタンスになりやすく年収アップなど強い交渉に積極的でなくなる可能性がある
  • エージェントとして1人だけの介入となるため、当たり外れが顕著に出てしまう

メリットの反対のことを言うだけですが、1人で担当することによって単純に負担が増加して自分自身の案件を後回しにされてしまうリスクがあります。

また、1人で担当することでその人の裁量で話が進められてしまうため、求職者や企業の意図を汲み取れるエージェントに当たらないと思ったような転職活動ができないことになります。

両面型が向いている人

薬剤師としての仕事を選ぶ上で、職場の雰囲気や価値観を大事にしたいと考えている人は両面型のエージェントが向いています。

  • 担当者とじっくり話しながら進めたい
  • 転職候補の雰囲気や裏側を詳しく知りたい

と言ったように、仕事を選ぶ上で働いている人の生の声を重視して転職を考えている人はエージェントが1人で双方を担当する『両面型』が向いていると言えます。

『分業型』エージェント(2人体制性)とは?

「求職者担当者」と「企業担当者」が分かれているタイプです。

主に大手企業がこの体制を主流としています。

分業型のメリット

  • 企業担当者が薬局や病院などに随時情報を確認しているため情報量が多く集まっている
  • 分担性のため条件を伝えればより効率的に企業を紹介してもらえる
  • 採用担当者はそれを専門としているため書類の添削や面接対策などより細かくサポートをしてもらえる

以上のようにエージェント側が分業をしていることにより、分業されるためエージェントが『求職者専門』『企業専門』と専門性が出てくることにより、細やかなフォローをしていただきながらより効率的に就職先を探せる可能性が高まります。

分業型のデメリット

  • 一つのエージェントで2人の担当者がつくため、情報共有が十分にされないリスクがある
  • エージェント内での”誰が日程調整の連絡を忘れていた?”など責任の所在が不明確になってしまう可能性もあり

以上のように関わる人が多くなる影響で情報伝達の漏れだったり、速さというのが損なわれる可能性があります。

分業型が向いている人

『年収が650万円以上欲しい』『子供が小さいため土日はしっかりと休みたい』といった転職するにあたっての年収や休日、残業の有無といった条件面を重視したい人に向いていると言えます。

分業型は企業担当者がいることから圧倒的に勤務候補薬局のリスト・求職者のリストを多く持っています。

薬剤師として働く上で「薬剤師って結局は診療報酬に従った仕事なのでどこも似たようなもの。雰囲気も大事だけど子供の学費を考えるとお金や休日は譲れません!」といったように、はっきりと譲れない条件がある人はそれを伝えればその条件に沿った案件をより効率的に見つけてきてくれるでしょう。

まとめ|大切なのは“体制より担当者”という事実

転職エージェントには 両面型分業型 の2種類が存在し、それぞれにメリット・デメリットがあります。

  • 両面型は、1人の担当者が求職者と企業の両方を担当し、職場の雰囲気や背景を深く知りたい人向け
  • 分業型は、求職者担当と企業担当が分かれ、より効率的に案件を紹介してくれるため、条件を優先したい人向け

という違いがあります。

しかし、どちらの仕組みを使ったとしても、転職活動の満足度を大きく左右するのは
「担当者が自分に合うかどうか」 という一点です。

  • 話を丁寧に聞いてくれるか
  • 希望条件を正しく理解してくれるか
  • 企業に対してしっかり交渉してくれるか

これらは体制ではなく “担当者そのものの質”で決まります。

だからこそ、求職者としては
両方試してみて、自分に合う担当者と出会うことが最も重要です。

体制の違いを理解したうえで、
「この人なら信頼して任せられる」と思える担当者に出会えれば、
それがあなたにとって最高の転職エージェントになるでしょう。

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